HappyWoodブログ

TOP > BLOG

2007/9/27 木曜日

夏休みの課題?(2)

Filed under: その他 — happywood @ 11:07:42

   0709271.JPG   0709272.JPG   0709273.JPG

春頃から地元の書店にもインド式計算方法だとかドリルなどの書籍が沢山並んでいます。
インドの子供達は二桁の掛け算が暗算で出来るという番組に驚いてから興味を持っていました。
その中の一冊を偶然手に取ったら、正二十面体のサイコロを作って暗算ゲームをして遊ぶと
グングン計算力アップという記事を見つけビックリ。

正二十面体といえば三十数年前、中学の教科書に展開図が載っているのを見て、
妙に興味が湧きました。悪戯心で画用紙にコンパスと定規で一辺1cmの展開図を描き、
カッターで切り出して正二十面体を二つ作ってみました。
なかなか良い出来栄えでしたが、白い色ではつまらないので一つはオレンジのマジックで、
もう一つは青いマジックで塗りました。ところが、全体が軽すぎてうまく転がりません。
もちろん重心など取れているわけもなく、仕方ないかと思いながらも諦めきれません。
どうしようか悩んでいる時、組み立てに使ったボンドが一部はみ出しているのを見て
はたと気が付きました。そうだボンドを塗ろう!
大方の人は、手にボンドを塗り指紋を取って遊んだ経験があると思います。
ボンドが乾けば透き通るし少しは重くなるだろうと予想しました。
実際に塗ってみると、オレンジの方は乾いてホオズキの様に軽い感じに、もう一つは
ボンドの白っぽいコーティングの下地が紺色でミッシリ詰まった感じに仕上がりました。
こうしてボンドの被膜により硬さも重さも丁度よくなり、カタコトとよく転がる様になりました。
一応サイコロですから、最後に一と二十・二と十九というふういに向かい合わせの面の合計が
二十一になるようにペンで数字を書き込み出来上がり。
翌日筆箱に入れ学校へもって行き、机の上で自慢げに友達に見せていた時のことです。
気が付くと後ろから誰か覗き込んでいる気配。驚いて振り向くと紺のブレザー姿の美術のN先生。
マズイ!って思ったのですが、隠す間もありません。昼休みとはいえ、
家からおもちゃの様な物を持ち込んで遊んでいたのです。叱られるのを覚悟しました。
するとN先生、お前が作ったのか?と聞くのです。仕方なく、ハイと返事をすると、
本当に自分で作ったなら美術10くれてやる と言って立ち去りました。
怒られるどころかサイコロ二つを美術的に?評価してくれたのです。
とは言え実際に成績表をもらうまでは半信半疑。しかし期末の美術の評価はしっかり10でした。

そんな事を思い出し家族に話しましたが、誰も信じてくれません。
悔しいので、夏休みに作ったのが上の写真。展開図は間違って正三角形が多すぎました。
組み立てにも四苦八苦。記憶にある作り方を踏襲したつもりですが、
形は歪みボンドは一様に塗れず、思ったほどうまくいきません。
それでも画用紙とマジックと木工ボンドで正二十面体?が作れると、
家族に証明することは出来ました。ただ中学時代に正二十面体を作って遊んだからといって、
計算や頭の回転が速くなったという事実は全くありません。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

コメントをどうぞ

コメントがプレビューされます