Q&A(よくある質問)

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米栂(ヘム)について

ツーバイ材(SPF)に比べて値段が高くないですか?
確かに当社製品はあまり安くはありません。ツーバイ材とは樹種も原木の等級も製材方法も違うからです。
当社の米栂製品はカナダバンクーバー島周辺より出材されるヘムのみで仕分けされた貴重なハイグレード丸太を原料としています。太くて目のつんだハイグレード丸太は、原木での輸出が許可されていません。
そのため現地の製材工場で、一度厚い盤や平割(板)などの製品にします。
そのように現地で作られた製品を原料に、もう一度製材しなおして乾燥した後、加工を施して製品が出来上がります。手間がかかります。
でも造作材や価値の有る無節の柾板を比較的安価に安定供給出来る方法は他にありません。
それに対してツーバイ材は、SPF(スプルース・パイン・ファー)の混合樹種の原木から現地の工場で大量に製造されます。
SPFは安価で柔らかく扱い易い木材ですが、ツーバイ工法の壁の中に納まる構造用の、主として板柾込みで節有りの製品です。
以上それぞれに特徴がありますが、価格よりも価値の違いがわかって頂ければ幸いです。
もう少し長い板、幅広の板はないですか?
ヘムの場合長さは四メートルまで製造可能です。
ただし、二メートルを超える製品は価格・送料ともかなり割高になるため価格表には載せていません。
ヘムは主に室内で使っていただきたい木材です。
室内での取り回しがいいように長さ1,820ミリまでとしています。
もう少し長さが欲しいという方は、ご連絡いただければ見積りいたします。
また、21センチ以上の巾広が取れることがありますが常時在庫出来ないため、その都度お知らせする予定です。
ヘムは割れ易い、腐り易いと聞きましたが?
確かに耐候性はあまり強い方ではありません。
ヘムの板を無塗装のまま屋外で雨曝しにしておくと、数ヶ月で反りや木口割れを生じ、その後徐々に腐ります。
しかしながら、塗装を施すことにより屋外でのもちも格段によくなります。
屋内では、乾燥材であれば無塗装でも表面が色やけする以外は問題なく、何年でも使用できますのでご心配なく。ただし作品制作時に釘打ち・ビス留めする場合には、必ず下穴をあけやさしく留めてください。
素性の良い素直な木ほど割れることがありますから。塗装時には、必ず塗料を拭取り重ね塗りをして下さい。
設計図を描くにはどうしたらいいの?
まずは創作する物を置く場所のスペースを測って下さい。
何を作るのか大まかなイメージでスケッチを描いて下さい。
デザインが決まったらサイズ表の中からイメージした物に近い寸法を拾っていきます。
方眼紙があれば簡単に十分の一の設計図が描け全体のプロポーションが確認できます。
イメージと違っていたら各部分のサイズを少し変えてみてください。
当社製品は厚さが5ミリとびのサイズになっていますから、完成時のイメージがわき易いと思います。
塗装はし易いですか?
ヘムは色白の木材ですからどんな色にでも簡単に仕上がります。
平面はサンダー仕上げですから塗料ののりも悪くありません。
ただし濃く塗る場合は、塗料をあまり付け過ぎず拭取った後、好みの色になるまで塗装と拭取りをくりかえして下さい。特に板目材は、塗料の乾燥時に干割れ及び巾方向に反りを生ずる場合があります。
ヘムだけで何でも出来るの?
サイズが豊富ですからアイディア次第で色々な物が出来ると思います。
でも、例えばこの部分は合板にしよう!とか、棚板はアクリルにしたい!とか、自由に発想してください。
きっと既製品にはない、自分だけのオリジナルの作品が出来上がるはずです。

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