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2009/1/14 水曜日

父と子の赤壁

Filed under: その他 — happywood @ 18:10:37

0901141

先日いかにも気が乗らないという顔をした高校生の長男を連れ出し
レッドクリフやっと観てきました。
自分は中学の頃家にあった吉川栄治の本が三国志との最初の出会い。
長男には北方謙三の文庫を薦めましたが読んだ形跡なし。
 
帰宅途中長男に聞いてみました。以下 『 』 内は長男。
「どうだった?」 
『まあまあだった。』
「結構面白かったじゃん。戦闘場面は迫力あったし、工夫もしてあって。」
『登場人物がイメージ通りでありえないよね。』
「諸葛亮がカッコ良すぎじゃない?」
『特に関羽と張飛が本物みたいでやばかった。』
「曹操が軽すぎてカンフー映画の悪役みたいだよね。」
『それはいいけど周瑜の私生活はいらないし。』
「それは言える。あれっ?三国志読んだことないでしょ?」
『読んでないけど赤壁は自分も戦ったから。』
「ええっ??」
『けど三国志の武将で一番強いのは呂布だし。』
「それはそうかもしれないけど?」
『プレステのゲームだよ!』
「そういうことか。でもストーリーとか分かるの?」
『だって漫画も何種類か借りたことあるから。』
「そういえば劉備の頬に線が入って本宮ひろ志の漫画に出てきそうな顔してたね。」
『本宮ひろ志って誰?』
「知らないか。男一匹ガキ大将とか。」
『何それ?』
「ところで何故いかにも凡庸そうな劉備に天才軍師諸葛亮や
        関羽・張飛・趙雲の三武将が付いていくのか説明が弱くない?」
『大抵の人は知ってるからいいんじゃないの。』
「欧米人は知らないと思うから世界的ヒットは難しくないかなあ?」
『いいよ別に。でも敵の毒矢で死ぬはずなのに最後の周瑜の顔色良すぎるよね!?』
「そこをチェックするか。厳しいなあ。」
『あと最後の女の人の歌が長過ぎてだるかった。』
「ああエンドロールの中国語の歌?確かにちょっと赤壁じゃなくて辟易だよね!」
『はあ・・・・・』

久しぶりの男同士の映画鑑賞は
噛み合わない感想を述べ合った後
最後は長男の溜め息で締めくくられました。

※写真は昔マレーシアの取引先からもらったピューターのプレート。
 もちろん商売の神様 関羽 。 裏には商人の心得?がびっしり。

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