先日実家からお土産にとニセアカシアの苗木を一株もらいました。
たまに行く浜名湖ガーデンパークに大きなニセアカシアがあり
風に揺れる鮮やかな黄緑色の葉には少し憧れていました。
でも家の周りは生垣状のシラカシとその内側には
取留めもなく色々な草木を植えてありスペースがありません。
何処に植えるか散々迷った挙句、本当に思い切って
デッキ西側の砕石を敷いて最後まで空けてあった場所に決定。
すると家内がさも簡単そうにレンガを並べて囲いたいと言うのです。
ニセアカシアは育てば高さ五メートル以上になるでしょうから
レンガで囲うにはかなり広く掘ってモルタルを使ったり土を入れたり
かなり大掛かり?な作業が必要ですし一人で出来るかも心配です。
それにちゃんと育つか判りませんから、その提案には御免なさいして
ただ砕石をどけ硬い土を三十センチ以上掘って植えてみました。
しかしやはり何か物足りません。レンガよりもっと小振りで
何かアクセントになる物はないかと外の収納を探していると
数年前に仕事で使った南米材・イペの端材が出てきました。
幅105ミリ、厚さ30ミリのデッキ用材の切れ端です。
長さは30ミリ前後で不揃いですが硬くて重くて腐らないので
もったいなくて捨てられなかったもの。これだ!と確信して
苗木を円形にそれも目分量で囲ったのが上の写真。
ピースを並べた後、間に砕石を詰め踏み固めただけですが
思いつきにしてはイイ感じに出来たと自己満足。
女性陣にも評判上々でヤレヤレです。
実は会社には前述のイペの他にも長年溜め込んだ
南洋材のセランガン・バツー、オーストラリアのジャラ、
ブラジルのマニルカラなどかなりの量の堅木の端材が
より良い使い道を求めてひっそりと眠っています。
先日テレビのバラエティーでハリソン・フォードを観ました。
いくつになってもインディ・ジョーンズみたいな映画にはわくわくします。
でも彼のイメージに一番近いキャラクターはやはりジャック・ライアンです。
トム・クランシーの描いた誠実で正義感が強く冷静だけど時に大胆で
優れた知性がありながら修羅場でも八面六臂の大活躍をする
アメリカ人のみならず誰でも憧れる男の中の男 ジャック・ライアン。
CIAの分析官としてソ連の最新鋭原潜の亡命を成功させたり
イギリス皇太子を助けたばかりに自宅でテロリストと直接対決したり
南米の麻薬組織壊滅の為に秘密裏に派遣されながら
見捨てられた兵士達を体を張って救出したり
核兵器や細菌兵器で狙われた米国を救ったり
やがて合衆国大統領にまで上り詰める凄い男 ジャック・ライアン。
作品自体はテクノスリラーのレッテルを貼られていますが
その時々の国際情勢が織り込まれたストーリーには必ず引き込まれるはず。
シリーズ途中で日本が敵役になったり米国中心の論理は玉に瑕ですが
米国同時多発テロの時に世界貿易センタービルに突っ込む旅客機を見て
まさかと思っていたトム・クランシーの予見に驚いた人も多いのでは?
かつて少し軟弱そうなアレック・ボールドウィンや
少し粗野な感じのベン・アフレックも演じてはいますが
作品を読めば ジャック・ライアン = ハリソン・フォードで決まり!
勿論インディ・ジョーンズの新作は必ず観るつもりですが
もし子供が付き合ってくれなければ一人で映画館へ行くしかなさそうです。
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NHKの鞍馬天狗が終わってしまいました。
野村萬斎の計算された嫌らしい演技がとても良くて
毎週楽しみにしていたので残念です。
子供の頃から頭巾を被った鞍馬天狗という名は知っていても
四十本以上あるというアラカンの映画を観たことはありません。
最初は期待せずにチャンネルを合わせると
野村天狗はすぐにバットマンに重なりました。
顔を隠して(隠す部分が正反対ですが)生身で敵に立ち向かい
超人的に強いけど茶目っ気もあり
昔観たバットマンのテレビシリーズを思い出したのです。
周りの人が何故気が付かないの?って突っ込みを
入れたくなる部分もしかり。
世を憂い自分を犠牲にしてでも仲間を助けようとするヒーロー。
颯爽と馬に跨る姿もなかなかです。
個人的にはシリーズ化してDVDレンタルの棚一つ
埋め尽くして欲しいくらいのお気に入り。
もしかしたら鞍馬天狗、棚を占領する海外ドラマに
文字通り太刀打ち出来る最右翼のキャラかもしれません。
ここ数年元旦の午後には初詣の後、家族で映画に行きます。
去年は武士の一分。そして今年は楽しみにしていた 魍魎のはこ。
ストーリーは若い女性達が犠牲になる陰惨な事件を中心に進みますが
上海ロケが効果的なのか緻密な文章で構成された京極ワールドを
映像でより鮮明にスケール大きく見せてくれます。
何度か目を覆いたくなるシーンがあるもののテンポが良い前半に較べ
後半は正直少しだけ冗長な感じがしたのですが
それでも登場人物の特徴を捉えたさすがの豪華キャストで
映画を観終わってこれほど満足したのは久しぶり。
実は榎木津と久保の格闘シーンなど地元で撮影されたそうで
京極ファンとしては余計に愛着が湧いてきます。
一つ心配なのは続編が撮られるのかどうかということ。
狂骨の夢 は少し地味だし素人には映像化し難い様に思えます。
自分としてはシリーズ中最も好きな 鉄鼠の檻 を
早く美しい映像にして欲しいところ。
その際、榎木津はより奇矯に、関口はもっと全然頼りない振る舞いを
そして中善寺には原作に忠実な博覧強記ぶりと
鮮やかな憑き物落しを期待します。
このシリーズ一作毎に登場人物が重なって増える事を思うと
贅沢過ぎる期待でしょうか?
そういえば鵺の碑 も早く読みたいぞーっ!